日本一高い所にあるパン屋さん!?長野県の観光スポット

長野県志賀高原に位置する横手山に、日本一高い所にあるパン屋さんが存在します。
なんと標高2,307mもの高さに「雲の上のパン屋さん」といった名称で親しまれている「横手山頂ヒュッテ」さんが店を構えています。

雲海を見渡せるほどの眺望はまさに絶景そのもの。パン屋がある山頂までは「スカイレーター」と「リフト」に乗っていきます。「スカイレーター」なる謎の乗り物は何とも興味をそそります。単純にパンを食べるだけでなく、道中も自然を満喫しながら進めるので長野県に行く機会がある方に、ぜひおすすめしたい観光名所の一つです。

パン屋への道のり

噂のパン屋が存在する横手山は、長野県下高井郡山ノ内町と群馬県吾妻郡中之条町との境にあります。今回は長野駅から入るルートをご案内します。長野駅から車で上信越道(高速)の須坂長野東ICを目指し、信州中野ICで降ります。約30分前後で信州中野ICに着きます。さらに高速を降りてから志賀高原方面へ車で1時間ほど移動し、横手山ドライブインを目指します。

時間がある方に立ち寄ってほしい、地元の人々に愛される場所

信州中野ICを降りたら時間がある方に立ち寄ってほしい場所があります。それは農協直売所の「オランチェ」です。新鮮な野菜や果物をはじめ、長野県産の加工品やお土産などが販売されています。朝採り野菜の100円市は、開店前に行列ができるほどの人気ぶりです。これで100円!?と、驚くほどのボリュームに加え、味もとっても良し!地元では知らない人がいないのではないかと言われるほど地域に密着した直売所です。

無料サービスのきのこの味噌汁の鍋の周りには自然と人が集まり、世間話を口にしながら具だくさんの味噌汁を頬張り、身も心もほっこり温かい気持ちになります。まさに、地元の人に愛されるランドマーク的なスポットです。時間がある方はぜひ一度立ち寄ってみてください。

横手山からパン屋さんへの道中は自然あふれる絶景を堪能

まずはスカイレーター乗り場の駐車場まで車で移動します。すぐ近くに横手山ドライブインがありますので、帰りにお土産も買って帰れます。信州のサンセットポイント100選に選ばれた横手山の絶景は、多くの観光客がカメラを片手に記念撮影をしています。

スカイレーターに乗りながら自然を満喫

スカイレーターは山の斜面に架かる動く歩道です。雲海を背景に歩道脇に咲く野草を眺めながら登る5分間は、時間の流れがとてもゆっくり感じられ優雅なひと時。大自然の中にそびえる動く歩道は一見、不自然そのものですが、そんなことを忘れさせるぐらいの絶景が目の前に広がります。

リフトに乗って一気に山頂へ

スカイレーターを降りると、すぐにリフト乗り場があります。リフトに乗り、一気に2,307mの山頂へ登ります。雲の中を突き進んでいくようなワクワク感は、小さなお子様もきっと楽めること間違いなしです。ただし、後ろを振り返るとちょっと恐いかも・・・。

リフトを登りきると、待ちに待った日本一高い所にあるパン屋さん登場!分かりにくいかもしれませんが、写真の左脇に見えるのは雲海です。空気が澄んでいてとても気持ちがいい!!パンを求めて自然と歩く速度が速くなります。笑

待ちに待ったパン屋に到着

パン屋に到着し、「山型パン」と「きのこスープ」を注文。パン屋に着いたのが14時だったため、残念ながらパンはほとんど売り切れ状態でした。9時から開店しているようなので、いろんな種類のパンを食べたい方は朝早く行くことをおすすめします。

フワフワもっちりのパンは、高原の気候に合った厳選された小麦粉を使用し、ドイツ製のこだわりの窯で焼き上げるそうです。変わりやすい山の気候と悪戦苦闘しながら生み出されたパンは中はふっくら、外はパリッと、そして、味わい深い一品。このパンを求めて県外から多くの人々が訪れるのが良く分かります。

きのこスープはカップの中に具だくさんのクリームシチューが入っており、パンでうま味を閉じ込めた絶妙な一品。少し肌寒い山頂で体を芯から温めてくれる優しい味わいがクセになります。

テラスで食べる食事は格別

せっかくなので、標高2,307mから絶景を見下ろしながらパンときのこスープを食べてみました。雲海を眺めながら食事をとり、コーヒー片手に一息つき、まさに至福のひと時。

まとめ

長野県ならではの自然を満喫しつつ、「日本一高い所にあるパン屋」というお土産話と思いで作りにピッタリなパン屋で絶品のパンを食べるという贅沢なひと時。長野県にお越しの際は、ぜひ一度足を運んでみてください。なんと「横手山頂ヒュッテ」さんでは宿泊もできるそうです。忘れられない素敵な家族旅行にぜひどうぞ。