小松菜の栄養価と選び方・子どもの野菜嫌い克服術
小松菜の基本情報
小松菜の原産地は諸説ありますが、南ヨーロッパ地中海沿岸といわれています。その後、中国などを経て日本に渡来しました。日本に渡来してから中国原産を品種改良していき、現在の小松菜に至ります。
小松菜という名前ですが、徳川吉宗が江戸の小松川(江戸川区)に鷹狩りで立ち寄った際、献上された青菜を食べたことが関係しているといわれています。吉宗は献上された青菜をとても気に入り、小松川という地名になぞって小松菜と呼ぶよう命じたとか。
現在も小松菜という名前の由来となった東京を中心に、関東で多く栽培されています。
分類 | 緑黄色野菜 |
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カロリー | 14kcal(100g) |
原産地 | 日本(中国原産を品種改良) |
旬の時期 | 12月~3月 |
主な栄養素 | β-カロテン、ビタミンC、カルシウム、食物繊維、鉄 |
小松菜の栄養と効果
小松菜は野菜の中でもトップクラスのカルシウム含有量を誇っています。
カルシウムの含有量はなんとほうれん草の約3倍!
また、骨を形成するビタミンKや血液の生成を促進してくれる葉酸も含まれています。
これらのことから、成長期の子どもや妊婦さんに食べていただきたい野菜の一つです。
その他にもβ-カロテンやビタミンC、B群、カルシウム、鉄、食物繊維などを豊富に含んだ栄養満点な野菜です。
おいしい小松菜の選び方
- 茎の部分が短くて厚く、ハリのあるもの。
- 葉がピンとしていてみずみずしいもの。
小松菜の保存方法
湿らせたキッチンペーパーに包み、ポリ袋に入れます。
その後、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
野菜室に入れる際、できれば立てて保存してください。
小松菜はあまり日持ちしないため、2,3日中に食べきるようにしましょう。
小松菜のおいしい食べ方
小松菜にはカルシウムが豊富に含まれています。
カルシウムの体内吸収率を高めるには、たんぱく質や油脂を含む食品と食べ合わせると効果的です。
小松菜はアクが少ない野菜です。
アクのことはさほど気にせず、サッと茹でるだけで小松菜本来のシャキシャキとした食感を楽しむことができます。また、長時間茹でてしまうとビタミンCやカリウムが流出してしまうため、サッと茹でるという効果は一石二鳥といってもよいでしょう!
ただし、腎臓病などを患いカリウム制限が必要な人は、カリウムを敢えて流出させる目的でしっかりと茹でることも必要です。
カリウム制限の詳細についてはこちらをご参照ください。
>腎臓病や腎機能低下時に注意すべき野菜の食べ方|カリウム制限
子どもの野菜嫌い克服術
小松菜嫌いな子どもは、小松菜特有の食感と味わいを苦手とする子が多いようです。
そこで・・・・
野菜コーディネーター、渡辺の一工夫
「子どもが大好きなツナマヨでアレンジ!!」
子どもは味付けがしっかりしているものを好む傾向にあります。
ツナマヨ、醤油、砂糖を小松菜と和えることで、葉物野菜の独特な味わいが嘘のように消えてなくなります。
小松菜のツナマヨ和えレシピについてはこちらをご参照ください。
>子どもが喜んで食べる野菜レシピ|小松菜のツナ和え
こういったレシピで徐々に小松菜嫌いを克服していき、薄味なお浸しなども食べれるように段階的にトライしてみてください!
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