実践!話題の「50℃洗い」で野菜はおいしくなる?正しい方法と注意点
野菜のおいしさを最大限活かす方法として、みなさんはどのような工夫をされていますか?
十人十色の工夫の仕方があると思いますが、本日は50℃洗いの方法と効果をご紹介していきます!
簡単に時間をかけずに行えますので、ぜひ試してみてください。
50℃洗いとは?
50℃洗いとは、野菜を「50℃」のお湯で洗うだけの画期的な方法です。
たったこれだけの作業で素材のおいしさを引き出す効果があります。
まずは、50℃洗いの主な効果からご紹介していきます。
- しなびた葉物野菜がシャキッとした食感を取り戻す
- アクやえぐみがとれて食べやすくなる
- 酸味が低減し、甘味が増す
- 水洗いよりも汚れが綺麗に落ちる
いかがでしょうか?
レタスを使った50℃洗いの方法をこれからご紹介していきますので、興味がある方は引き続きご覧ください!
50℃洗いの方法
用意するもの
ザル、ボウル、温度計
たったこれだけ!
手順
- ボウルに50℃のお湯を入れます。
- 野菜をお湯に浸し、10~20秒ほど洗います。
根菜やいも類は皮付きのまま、葉物野菜はほぐすように洗います。 - 洗い終わったらザルに取り上げ、湯を切って完了です!
たったこれだけ!
写真だと少し分かりにくいかもしれませんが、Before/Afterの写真と感想も参考までにご覧ください。
Before
購入してから約1週間経過したレタスです。
赤い斑点が所々でてきて葉がしなびれています。
After
左が水洗いしたレタス、右が50℃洗いしたレタスです。
50℃洗いしたレタスは心なしか赤い斑点が薄くなり、綺麗になりました。
食感も50℃洗いしたレタスの方が良く、苦みというかえぐみというか、そういったマイナス要素が改善されていました。
50℃洗いの目安時間
50℃洗いの目安時間は、野菜によって変わってきます。
以下の目安時間はあくまでも目安となりますのでご注意ください。
野菜の大きさや状態によって目安時間は前後しますので、野菜の状態を見ながらベストな時間を探してみてください。
10秒~20秒
小松菜、ほうれん草、レタス、キャベツ、白菜など
2分~3分
ピーマン、なす、きゅうり、ブロッコリー、カリフラワー、アスパラガスなど
4分~5分
トマト、ミニトマト、とうもろこし、かぼちゃなど
5分~6分
大根、ニンジン、ゴボウ、じゃがいも、玉ねぎ、かぶなど
50℃洗いの注意点
50℃洗いを行っているとお湯の温度が段々と下がっていきますので、なるべく50℃を保つよう心がけましょう。
43℃以下になると雑菌の繁殖が活発化するため、特に気を付けましょう。
また、50℃のお湯はそれなりに熱いです。
火傷をしないよう気を付けてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
少し手間のかかる50℃洗いですが、この一手間で味や食感に違いが出ますのでぜひトライしてみてください。
50℃のお湯を作るのが面倒という方は、沸騰したお湯と水をそれぞれ同量ずつ混ぜてみてください。ちょうど50℃前後のお湯になるはずです。あとは温度計を入れてお湯なり水を足していき微調整すれば完成です。
また、50℃洗いは野菜だけでなく、果物や肉、魚などにも有効です。
ただし、中には桃やひき肉など不向きな素材もありますので、まずは野菜から試してみることをおすすめします。