望月おかいこ農場

人間が自然と共存し、食に対する不安など考えることもなく、当たり前に安心安全な野菜を作って食べることができる世の中を目指す農園。

食に対する不安など考えることもなく、
当たり前に安心安全な野菜を食べることができる世の中へ。
そう語るのは、望月おかいこ農場の吉原代表

澄んだ空気と大自然のなかで強い信念と優しさを持った農家

望月おかいこ農場は、長野県佐久市(旧・望月町)春日地区の標高約900mの炭山の山あいに位置します。農場は緑あふれる山々に囲まれ、山から湧き出るミネラル豊富な自然水が昔ながらの水路に沿って田畑に流れ込む自然豊かな地にあります。そこに居るだけで心が穏やかになり、すべてが絵になるその景色は絶景そのもの。

そんな自然豊かな地にて、農薬を使わない野菜・米・麦を育てながら、おかいこの飼育や糸づくり、織りものなどを生業としている農場が「望月おかいこ農場」です。

こだわり抜く野菜、そこに秘められた強い想い

望月おかいこ農場では、春から秋まで四季折々の野菜を農薬や化学肥料を一切使わずに育てています。「いざというときに頼りになる農場でありたい。」そんな想いから、シーズンを通して50種類以上のさまざまな野菜を育てては、毎回とれたての野菜をつめ合わせて“四季の野菜セット便”としてお届けしています。

野菜に虫や病気はつきものとはいうものの、それらを寄せつけない強くすこやかな野菜に育ってもらえるよう、野菜の栽培に日々精進していると語る農場代表の吉原さん。吉原さんの野菜に対する並々ならぬ想いを語るうえで、欠かすことのできない存在であるお蚕(かいこ)。農園の名称にも用いられているお蚕が、吉原さんの価値観を大きく変えました。

お蚕が教えてくれたこと。それがブレない信念へと

吉原さんが趣味としてお蚕を飼っていたときの話です。
養蚕(ようさん)の師匠から500頭ほどのお蚕の卵を譲り受け、大切に育てていました。もうすぐ繭をつくるであろうタイミングで、突然お蚕たちが茶色い液体を出しはじめ、糸も吐かないままだんだん小さくなっていき、動かなくなってしまいました。

気を付けてはいたものの、桑の葉に農薬がついていたようです。
周りは果樹の産地のため、農薬が風で飛んできてしまったのでしょう。動かなくなったお蚕たちは、一つも繭を作らずにそのまま死んでしまいました。お蚕は、野菜につく虫などと比べて農薬にとても敏感であり、人体に無害とされるレベルの薬であってもお蚕にとっては有害です。一回の農薬の毒で突然死ぬこともあれば、毎日少しずつ取り込んでいって体調を崩すこともあります。

胸を張って安全だといえる野菜を

人間はお蚕の何千倍・何万倍も大きく、農薬にも強いです。しかし、少しずつさまざまな化学物質を取り込んでいき、その日その時には気付かないものの、長い年月をかけて人体にどういった影響を及ぼしていくのか?将来、自分が一人前の農家として開業するとき、農薬漬けの野菜を育てていくのか?吉原さん自身の価値観や人生観について自問自答するきっかけをお蚕が身をもって示してくれたと吉原さんは語ります。

生産性を重視し過ぎ、大切な何かを失うことだけは避けたい。妻や子、大切な仲間、自分の野菜を求めてくれる方々には胸を張って安全だといえる野菜を提供していきたい。それが自問自答した吉原さんの答えです。

望月おかいこ農場が目指すもの

私たちがさまざまな利益を追求した結果として、農薬や化学物質などが身近な存在になりました。そんな世の中において、農薬や化学物質に弱いお蚕をはじめ、人を含めたすべての生き物がおのおの役割をまっとうして生きられる自然体な世の中。人間が自然と共存し、食に対する不安など考えることもなく、当たり前に安心安全な米や野菜を作って食べることができる世の中で生きていきたい。

そして未来の子供たちに、そういう当たり前な世の中で生きてもらいたい。
それが望月おかいこ農場が目指すものです。

優しさと思いやりが詰まった吉原さんのこだわり野菜は、食の安全に不安を覚える方におすすめの野菜です。