フィールネクスト
良質な土壌を生み出す匠の技。肥料を扱う資材屋と、農作物を栽培する農家の双方の視点からこだわりの農作物を栽培。そして、その農作物の良さを極限まで引き立て加工品を仕上げる。これが、フィールネクストならではの強みです。
「地域に密着した農業支援を目指し、古き良き食文化を継承していきたい」
そう語るのは、フィールネクストの小林代表(写真右)
有機肥料を熟知した達人、良質な土壌を生み出す匠の技
フィールネクストが位置する小諸市は耕作地の標高差が600~1,300mと大きく、全国でもトップクラスの日照時間を誇ります。浅間山を展望できる大自然に囲まれた地で、高原野菜・水稲・果樹など様々な農作物が生産されています。
フィールネクストは有機肥料や有機資材の企画・開発・販売を行い、縁の下の力持ちとして農家を支えてきました。栄養価の高い元気な野菜を栽培するために肥料や資材の効果的な使い方を農家へ発信し続け、時には農家の駆け込み寺といわれるほど頼りにされる存在へとなっていきました。
運命を変えた思い出の「しそジュース」
ある日、小さい頃に当たり前のように実家の冷蔵庫にあった「しそジュース」を小林代表がふと思い出します。どこの家庭にも、母親やおばあちゃんが手作りで作ってくれたしそジュースがあった時代を懐かしく感じるとともに、日本の古き良き食文化が失われつつあるのではと感じるようになっていきました。
この日を境に、自らができることなんてたかが知れているかもしれないが、それでも日本の食文化を継承しつつ、更なる発展を遂げていきたいと思うようになります。そのために、自らの手で育てた最高の農作物(しそ)から、最高の加工品(しそジュース)を作り出そうと決意します。
資材屋として蓄積した知識が最大の強みへ
農作物の栽培という新しい挑戦に最初は戸惑い苦労することもあったそうですが、肥料や資材の使い方、良質な土壌を生み出す手法は熟知していたため、これらがフィールネクストの最大の武器となっていきます。
肥料を扱う資材屋と、農作物を栽培する農家の双方の視点からこだわりの農作物を栽培。そして、その農作物の良さを極限まで引き立て加工品を仕上げる。これが、フィールネクストならではの強みです。
フィールネクストが作り上げた加工品は競争の激しい地域の直売所でも人気が高く、実績に裏づけされたこだわりへの価値が証明されています。
「すべての農作物を”食財に”」をテーマに社会問題と向き合う
現代では農作物が安定供給される反面、規格外の多くの農作物が廃棄されている社会問題が深刻化しています。
例えばきゅうりでいうと、味も品質も規格品と変わりないにもかかわらず、曲がりが強いだけで一般流通が困難となります。長野県で資材を販売しているため、農家とつながりの深いフィールネクストはその廃棄の現場と農家の苦悩を目の当たりにしてきました。
出荷された農作物と等しく愛情を注がれたこだわりの農作物を無駄にしたくないという気持ちから、規格外品の良さを更に引き出した農産加工品に姿を変えて販売を開始いたしました。これがたちまち周囲に広がり、フィールネクストの知名度を更に上げていきます。
「すべての農作物を“食財”に」をモットーに0から1を生み出し、農家のこだわりを知ってもらう活動を続けた結果、長野県小諸市で唯一無二の存在へとなっていきます。
最高の加工品に思いを込め、農業の更なる発展を
こだわり抜かれた農作物に更なる感性を加え「感動」を生み出すこと。これが加工品を作り出すうえで欠かすことのできない重要なポイントだと小林代表は語ります。
農業の可能性は無限大。担い手不足や様々な問題があるものの、自らが挑戦をもって次世代の農業のあり方を考え、持続的で健康的に、そして何より自然の摂理に沿った食生活や文化を継承していきたいと語る小林代表の目は少年のような輝きを放っています。
フィールネクストの作り出す加工品は、思いやり溢れる一品。優しく品質高いこだわり抜かれた加工品をぜひお試しください。