まごころ・ふれあい農園

棚田百選の水田が広がる標高800mの高さに位置する大自然型農園。100種類以上の作物を栽培しており、全品目で農薬、化学肥料、除草剤、ホルモン剤、遺伝子組替種子を使用しない農法を実現。健康と食の安全を本気で考え抜いた農園です。

「農薬や化学肥料を一切使わないこだわりの農業を楽しんでいます。 」
そう語るのは、まごころ・ふれあい農園の久保田代表(写真右)

食の安全と本気で向き合う、有機栽培の巨匠

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まごころ・ふれあい農園では野菜、お米、雑穀、果樹等、100種類以上の作物を栽培しており、その全品目で農薬、化学肥料、除草剤、ホルモン剤、遺伝子組替種子を一切使用していません。虫や病気を敵対することなく自然と向き合い、食の安全を本気で考え野菜を栽培しています。

まごころ・ふれあい農園は、棚田百選の水田が広がる標高800mの高さに位置する大自然型農園。眼下には雲海が見渡せる自然豊かな地で農業を営んでいます。高地ならではの昼夜の寒暖差が、野菜本来のうま味や甘味を極限まで際立たせます。

輝かしい経歴と実績の裏に、並々ならぬ努力と野菜に対する想いが秘められています

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食の安全を本気で考え抜いて育てられた野菜は日本全国にどの程度存在するのかは分かりませんが、久保田さんが育てる野菜は間違いなく食べる人のことを心の底から考え抜いて栽培されています。

農薬や化学肥料を一切使用しない農法を確立するまで、数々の苦難や失敗にぶち当たってきました。それでも自らが育てる野菜を食べてくれる人たちのことを考え、めげず、諦めずに寝る間も惜しんで農業に没頭してきました。

失敗し反省して学ぶことを繰り返すうち、病気や虫にやられてからでは遅いのではないかと感じるようになっていったようです。そこから更に経験を積み重ね、大切なのは病気に負けない健康な野菜を育てることだと確信。同時に慣行農業が人、植物、土の健康を崩し、悪循環を生み出していることや、自然の循環から外れると病気や虫がついたりすることも分かったそうです。

その結果、今の農法を確立しただけでなく、数々の輝かしい経歴と久保田さんを慕い憧れる人々が周囲に集まるようになりました。

経歴

  • 平成14年3月 長野県知事賞(きらりと光る農業、農村活動賞)受賞
  • 平成15年5月 長野県里親農業者制度登録
  • 平成21年12月 国の農商工連携事業の認定
  • 平成22年5月 長野県有機農業推進アドバイザー
  • 平成22年12月 国の有機農業JAS認証を取得
  • 平成23年2月 ながの環境農業&ECO大賞を受賞
  • 平成23年6月 国の6次産業総合化事業の認定
  • 平成24年2月 全国環境保全型農業推進コンクール奨励賞受賞

大切な人に食べてほしいと思える野菜づくりを追求

意外なことに久保田さんは以前、野菜の種を生産する会社に勤めており、化学農法を農家へ指導する技術員だったのです。農業に対する知識はあったものの、現在とはまったく異なる視点から農業の世界に携わっていました。

農薬の人体に対する影響を熟知しているからこそ、実際に自らが農業を営む際には食の安全を最優先した有機栽培に没頭しているのかかもしれません。

「いつしか医者の目から親の目になった」と、久保田さんが語るこの言葉にはとても深い意味や理念が込められていると感じます。娘さんと一緒に農作業をしているその様子は野菜に対する想いだけでなく、久保田さんの人柄がにじみ出ています。

こだわり抜いた土作り

当園は土作りからこだわりをもっており、化学肥料の代わりに完熟堆肥や自作のボカシ肥料を土の中の微生物の餌として施用して土を育てます。自然の循環が出来上がると植物は健康になって虫や病気の心配がなくなり、おいしくて安全で生き生きとした野菜の栽培が実現できるようになります。

そんな久保田さんの農業に対する真摯な取り組みは自然と周囲に広がり、有機農業の研修者が延べ数百人も訪れようになりました。また、長野県の有機農業推進アドバイザーにも任命され、いまや長野県の有機栽培農業における第一人者といっても過言ではありません。そんな久保田さんが代表を務めるまごころ・ふれあい農園は、小さなお子さんや妊娠中のお母さんがいらっしゃるご家庭にぜひお勧めしたい農園の一つです。