なすの栄養価と選び方・子どもの野菜嫌い克服術
なすの基本情報
なすの原産地はインド。
その後、中国や東南アジア、ヨーロッパへと伝わっていきました。
日本には奈良時代前後に中国より渡来したといわれています。
古くから日本で愛されているなす。
少し話は脱線しますが、「秋なすは嫁に食わすな」という言葉が存在します。
これはあまり良い表現として使われていませんよね。
ただし、諸説ありますがお嫁さんを気遣う意味合いもあるといわれているのです。
なすは東洋医学で体を冷やす効果があるといわれています。
そのため、「大事な嫁に体を冷やすなすを食べさせない方がよい」という意味合いもあるとか。子どもを産む女性のお腹を冷やすなという気遣いの解釈もあるというのは意外ですよね。
分類 | 淡色野菜 |
---|---|
カロリー | 22kcal(100g) |
原産地 | インド |
旬の時期 | 6月~9月 |
主な栄養素 | ビタミンC、ビタミンB1、食物繊維、カリウム、ナスニン |
なすの栄養と効果
なすの成分の約90%以上は水分です。
栄養成分は微量ですがビタミン、ミネラルがバランスよく含まれています。
食物繊維は比較的高く、腸の働きを整える作用があるといわれています。
なす特有の色合いは、ナスニンという色素が影響しています。
ナスニンはポリフェノールの一種であり、抗酸化作用があるといわれています。
含有量は決して高くないものの、抗酸化作用のある皮の部分も残さず食べることをおすすめします。
おいしいなすの選び方
- 重くて弾力があるものを選びましょう。
- 皮の色が濃く、ハリとツヤがあるものを選びましょう。
- 上部のヘタが固くしっかりとしているものを選びましょう。
なすの保存方法
常温で2、3日中に食べきることをおすすめします。
冷蔵庫の野菜室に入れる場合、ラップに包んでから保存するようにしましょう。なすは冷やし過ぎたり乾燥させると、縮んだり傷んだりするので注意が必要です。
なすのおいしい食べ方
なすは和食・中華・洋食など、幅広い料理に愛用されている万能野菜の一つです。炒め物、煮物、漬け物など、その調理方法も多岐にわたります。
そのため、どれか一つの調理法に絞るのは難しいのですが、、、
やはり個人的には油を使った炒め物がおすすめです。
なすと油は相性が良いというイメージを強くお持ちの方も多いのではないでしょうか。
でも、なすの浅漬けも捨てがたい・・・。
あの辛子との相性も抜群ですよね!
子どもの野菜嫌い克服術
なすを食べたがらない子どもは、なす特有のぐにゃっとした食感を苦手とする子が多いようです。
そこで・・・・
野菜コーディネーター、渡辺の一工夫
「チーズとオーブンを使ってカリウマ!!」
なすとチーズの相性は抜群。チーズ好きなお子さんも多いはず。他にウインナーやブロッコリー、じゃがいもなど入れてオーブンで焼き上げればカリウマ!ソースはトマトベースもおすすめです。オーブンを使っても完全になすの食感をなくすことは難しいですが、チーズの食感と混同して分かりにくくなるはず!?
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