きゅうりの栄養価と選び方・子どもの野菜嫌い克服術

きゅうりの基本情報

きゅうり
夏野菜といえばきゅうりをイメージする人も多いのではないでしょうか。
昔の人は薄切りにしたきゅうりをほてった体に乗せて熱を冷ましていたこともあったそうです。まさに夏に重宝される野菜ですね。

きゅうりの歴史は古く、約3,000年も前から栽培されていたといわれています。
そんな歴史ある野菜の一つであるきゅうりですが、きゅうりには栄養がないという噂が広まっているように感じます。本当にきゅうりには栄養がないのでしょうか?

そこで今回はきゅうりの栄養や効果などをご紹介していきたいと思います!

分類 淡色野菜
カロリー 14kcal(100g)
原産地 インド・ヒマラヤ
旬の時期 6月~9月
主な栄養素 β-カロテン、ビタミンC、カリウム

> ビタミンの種類と働きについてはこちら

きゅうりの栄養と効果

野菜の栄養価
なんと成分の約95%は水分。
夏野菜の代表格ともいえるきゅうりですが、夏バテ気味で水分補給が必要な際にはもってこいの野菜といえます。
また、β-カロテン、ビタミンC、カリウムなども含んでいます。カリウムには利尿作用を促す効果があり、むくみや倦怠感の解消にも効果があるといわれています。

アスコルビナーゼというビタミンCを酸化させる酵素を含んでいますが、酢がこの働きを抑えてくれます。そのため、酢と和えて食べる方法は理にかなった食べ方といえるでしょう。

おいしいきゅうりの選び方

  • 太さが上から下まで均一のもの。
  • 表面のイボが触って痛いほど鮮度が高い。
  • ヘタの切り口が黒ずんでいないもの。

きゅうりの保存方法

水気を取り、ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存。
冷やし過ぎることでビタミンCが減少してしまいます。冬場は風通しの良い場所での保管がおすすめです。

きゅうりのおいしい食べ方

おいしい野菜の食べ方
調理する前にちょっとしたひと手間を加えることで味や食感がUPします!
まず、きゅうりに軽く塩を振りまな板の上で転がします。
このひと手間を加えることで、色が鮮やかになりイボも取れて苦みが抑えられます。

簡単なのでぜひお試しください。

子どもの野菜嫌い克服術

きゅうりを嫌いという子どもは、淡白な味わいと青臭さが苦手という子が多いのでは!?

そこで・・・・

野菜嫌い克服

野菜コーディネーター、渡辺の一工夫
味噌ディップで大胆に食べてみよう!!

冷水にきゅうりをつけてシャキシャキ感をUPさせておきます。
野菜スティックサイズの大きさにきゅうりをカットし、味噌を付けて食べるだけ!人参や大根、ラディッシュなどを添えてあげることで色彩も鮮やかになり見た目的にも楽しくなります。

「あまり味噌を付けすぎちゃダメだよ!」と子どもに言ってから食べさすと、不思議とたくさん食べてくれます。ダメと言われるとやりたくなるんですね~。
味噌だけだとあまり食べてくれないようであれば、マヨネーズを加えて味噌マヨにしてからきゅうりを付けて食べさせてみてください。味がまろやかになり食べやすくなります。大人の方におすすめなのが、この味噌マヨに七味をかけて食べる方法。七味のピリッとした辛みが、味噌の塩気とマヨネーズのコクにとっても合うんです!

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