じゃがいもの栄養価と選び方・子どもが食べたくなる一工夫

じゃがいもの基本情報


じゃがいもの原産地は南米のアンデス山脈で、西暦500年ごろから栽培されていたといわれています。江戸時代にオランダ船に乗って渡来してきたジャガタラ(現在のジャカルタ)産のイモということで、当時はジャガタライモと呼ばれていました。

根の部位を食べていると思われている方が多いようですが、食べている部位は地下茎なんです。
また、ポテトチップスやフライドポテト等の印象もあってか、高カロリーの印象があるじゃがいもですが、実はカロリーはさつまいもの約半分ほどと意外に低いんです。

ちなみに、じゃがいもを漢字で書くと【馬鈴薯】。
うん、難しい・・・。

分類 いも類
カロリー 76kcal(100g)
原産地 南米
旬の時期 5月~6月、9月~10月
主な栄養素 でんぷん、ビタミンC、ビタミンB1、カリウム

> ビタミンの種類と働きについてはこちら

じゃがいもの栄養と効果

じゃがいもの主成分はエネルギー源となるでんぷんです。国によっては主食として食べらるほど栄養価の高い野菜です。
また、ビタミンCとビタミンB1も豊富に含まれています。特に新じゃがいもはビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは加熱調理するとその栄養価が失われてしまいがちですが、じゃがいもはでんぷんに守られているため加熱調理してもビタミンCが失われにくい特徴があります。

参考までに、新じゃがいもとじゃがいもの違いを過去のブログで紹介していますので気になる方は以下の記事をご覧ください。

「新じゃが」と「じゃがいも」の違い:https://tagotoya.jp/blog/vege-fruit/2001/

おいしいじゃがいもの選び方

  • 芽が出ているものは避けましょう。
  • 芽の部位が浅く凹凸の少ないもの。
  • 皮に傷がなく、なめらかなもの。

じゃがいもの保存方法

光に弱いため、新聞紙に包み風通しの良い冷暗所で保存しましょう。
冷凍すると食感が変わってしまうため、冷凍保存はおすすめしません。

じゃがいものおいしい食べ方

炒め物、フライドポテトとして調理する場合は水にさらしてでんぷんを落とすと、シャキッとした食感を楽しめます。
とろみを出したり、つなぎに使用する場合は水にさらさず調理しましょう。

子どもが食べたくなる一工夫

じゃがいもを食べたがらない子どもは、じゃがいも特有のボソボソとした食感を苦手とする子が多いようです。

そこで・・・・

野菜コーディネーター、渡辺の一工夫
「食感を変えた料理で試してみよう!!」
食感を変えた料理の中で鉄板なのはポタージュです。裏ごしなどの作業でママは大変だと思いますが、じゃがいものおいしさを理解してもらうためにも頑張ってみる価値はあるかと思います。あとはフライドポテトも人気が高いです。少量の油で炒めたり、ノンフライヤーで調理すればカロリーも抑えれますね。

図鑑イメージ

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