キャベツの栄養価と選び方・子どもの野菜嫌い克服術

キャベツの基本情報

キャベツ
キャベツの原産地はヨーロッパ。
有史以前から栽培されていた世界最古の野菜の一つといわれています。
この時代のキャベツは現在の丸い形状の結球種とは異なり、ケールのような葉キャベツでした。ここから長い年月を経て、現在主流となっている丸い結球種へと変化していきます。

日本には江戸時代に渡来。
本格的に栽培が始まったのは明治時代といわれています。

日本のキャベツには一般的なキャベツとして馴染みのある冬キャベツの他に、春キャベツや夏キャベツが存在します。単に収穫できる時期が異なるだけでなく、味や食感も異なります。

春キャベツと冬キャベツの違いはこちらをご参照ください。
>春キャベツとキャベツの違いとは?知って得する野菜の豆知識

分類 淡色野菜
カロリー 23kcal(100g)
原産地 ヨーロッパ
旬の時期 春・夏・冬キャベツごとに異なる
主な栄養素 ビタミンC、ビタミンU、食物繊維、カルシウム、カリウム

> ビタミンの種類と働きについてはこちら

キャベツの栄養と効果

野菜の栄養価
キャベツにはビタミンCが含まれています。
ビタミンCには抗酸化作用効果があるため、積極的に摂取したい人も多いかと思います。ビタミンCを無駄なく摂取したいという人は、サラダや漬物として食べることをおすすめします。というのも、ビタミンCは熱に弱いため、効率よく摂取するには生食が向いているからです。

また、別名キャベジンという成分名称で認知度の高いビタミンUも含まれています。ビタミンUは胃腸粘膜の代謝を活発にし、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の予防に効果があるといわれています。

そして、あまり聞きなれない人も多いと思われるビタミンKも含まれています。ビタミンKには止血作用効果があるとされています。

おいしいキャベツの選び方

  • ツヤがあり、葉がぎっしり詰まっているもの。
  • 春キャベツの場合は、葉がふんわりとして弾力のあるもの。
  • 切り口がみずみずしく、変色していないもの。

キャベツの保存方法

まず、芯の部分をくり抜きます。
そして、水を浸したキッチンペーパーを用意します。
くり抜いた芯の部分にこのキッチンペーパーを詰め、キャベツをビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存すると日持ちします。

使用する際は必要量の葉を剝がしながら使うと傷みにくいです。
カットした場合は断面をラップでくるんで保存しましょう。

キャベツのおいしい食べ方

おいしい野菜の食べ方
冬キャベツの葉は厚くしっかりとしています。
加熱調理しても煮崩れしにくいため、煮物などに向いています。
寒い冬の時期に流通することもあり、体を芯から温めてくれるロールキャベツもおすすめです。
歯ごたえのあるシャキシャキと食感は、とんかつなどの揚げ物料理との相性もいいですね。先述でご紹介したキャベジン(ビタミンU)の胃腸保護作用もあり、揚げ物のお供としても理にかなっています。

春キャベツはふんわり柔らかい食感と強い甘みが特徴的です。
また、水分を多く含んでみずみすしいため、サラダや浅漬けなどに向いています。
みずみずしくシャキシャキとした食感に甘~い味わいの春キャベツは絶品!
春キャベツは水分量が多いため、煮物などで使用するとベチャっとしてしまうので煮物には向いていません。

子どもの野菜嫌い克服術

キャベツ嫌いな子どもは、キャベツ特有の食感と無味な味わいを苦手とする子が多いようです。

そこで・・・・

野菜嫌い克服

野菜コーディネーター、渡辺の一工夫
「子どもも大好きなお好み焼きやとん平焼きで!!」

一工夫というよりかは、よくよく考えてみれば!という感じですね。
お好み焼きが嫌いというお子さんは少ないと思います。

ただし、お好み焼きを高頻度で作るのは少し手間ですよね・・・。そんな時は、とん平焼きの出番です。キャベツの量もお好み焼きと比較して調整しやすく、フライパンがあれば簡単に調理可能です!

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