チンゲン菜の栄養価と選び方・子どもの野菜嫌い克服術

チンゲン菜の基本情報

チンゲン菜
チンゲン菜の原産地は中国。
中国野菜の中でも日本に深く馴染んた野菜の一つといえます。
ただ、意外なことに日本に渡来したのは1970年代であり、国内での歴史はそこまで深くありません。

チンゲン菜は生育期間が短く気温の変化にも強いため、ハウス栽培などで通年栽培され市場に出回っています。

比較的短い年月で日本に広く普及したのはその味わいだけでなく、栽培のしやすさと通期で安定して市場に出回ることができるチンゲン菜ならではの特徴が重なったことが要因なのかもしれませんね。

分類 緑黄色野菜
カロリー 9kcal(100g)
原産地 中国
旬の時期 10月~4月
主な栄養素 β-カロテン、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、食物繊維、鉄

> ビタミンの種類と働きについてはこちら

チンゲン菜の栄養と効果

野菜の栄養価
β-カロテンやビタミンC・Eなどのビタミン類の栄養素が豊富な緑黄色野菜。
他にもカルシウムや鉄などのミネラル類の含有量も多く、栄養価の高い野菜です。
含まれている栄養素に着目すると、風邪予防や美肌効果に効果があるといわれており、女性におすすめしたい野菜の一つです。

また、強い抗酸化作用があり、がんや生活習慣病の予防効果があります。

おいしいチンゲン菜の選び方

  • 葉がみずみずしくツヤのあるもの。
  • 根元が肉厚ハリがあるもの。
  • 根元が重なり合ってふっくらしているもの。

チンゲン菜の保存方法

湿らせたキッチンペーパーに包み、ポリ袋に入れます。
その後、冷蔵庫の野菜室に立てて保存するとよいでしょう。

チンゲン菜のおいしい食べ方

おいしい野菜の食べ方
チンゲン菜にはビタミンやミネラルが豊富に含まれています。
そのため、油と一緒に摂取することで吸収率をアップさせることができるので炒め物などに向いています。また、たんぱく質と一緒に摂取することでβ-カロテンとカルシウムの吸収率もアップします。

調理方法や食材の組み合わせで効率よくチンゲン菜に含まれる栄養素を摂取しましょう!

さらに、チンゲン菜はアクが少ない野菜です。
アクのことはさほど気にせず、サッと茹でるだけでチンゲン菜本来のシャキシャキとした食感を楽しむことができます。また、長時間茹でてしまうとビタミンCやカリウムが流出してしまうため、サッと茹でるという効果は一石二鳥といってもよいでしょう!

ただし、腎臓病などを患いカリウム制限が必要な人は、カリウムを敢えて流出させる目的でしっかりと茹でることも必要です。

カリウム制限の詳細についてはこちらをご参照ください。
>腎臓病や腎機能低下時に注意すべき野菜の食べ方|カリウム制限

子どもの野菜嫌い克服術

チンゲン菜嫌いな子どもは、食感を苦手とする子が多いようです。

そこで・・・・

野菜嫌い克服

野菜コーディネーター、渡辺の一工夫
シチューに入れて食感と味わいに変化を!!

炒め物でよく使われるチンゲン菜。
サッと炒めるだけでは、なかなか根元部分のシャキシャキとした食感はなくなりません。むしろ、この食感がチンゲン菜の最大の特徴と言っても過言ではないのですが・・・。

しかし、この食感が苦手というお子さんのためにも何とか食べやすくする方法はないものか?そこで考えたのがシチューの具材として調理する方法です。意外に思われるかもしれませんが、チンゲン菜はスープや汁物系の料理への相性もいいのです。

煮込むことで食感も抑えられ、シチューの味がチンゲン菜に染み込みます。そのため、チンゲン菜特有の味わいが苦手というお子さんにもおすすめです!

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