とうもろこしの栄養価と選び方・子どもの野菜嫌い克服術

2019年7月16日　更新日：2019年7月16日
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とうもろこしの基本情報

とうもろこしは熱帯アメリカ原産。
小麦、米とともに世界三大穀物として世界的認知度がとても高い野菜の一つです。
日本に渡来したのは16世紀。そして、北海道開拓を機に本格的な栽培が始まり普及していくことになります。

とうもろこしは鮮度が命。
収穫後、どんどん栄養素と味が落ちていきます。
新鮮なうちに食べることで、とうもろこし本来のおいしさを実感しながら栄養素も無駄なく摂取することができるんです！

日本での旬の時期は6月～9月。
夏といえばとうもろこしを連想する人も多いほど四季を実感できる野菜の一つ。
基本的に夏の短期の期間しかおいしいとうもろこしは流通しないため、この期間を逃すことなく堪能してほしいです！

分類	淡色野菜
カロリー	92kcal（100g）
原産地	熱帯アメリカ
旬の時期	6月～9月
主な栄養素	ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、カリウム、糖質、食物繊維、葉酸

＞ビタミンの種類と働きについてはこちら

とうもろこしの栄養と効果

高カロリーで糖質やたんぱく質が主成分となるとうもろこし。
ビタミンB1,B2,Eなどの栄養素も豊富に含まれています。
食物繊維はさつまいもの約4倍もあり、便秘改善や腸内環境の改善に効果的といわれています。また、妊娠中の人に特に必要な栄養素である葉酸も豊富に含まれています。

主食として愛されている国もあり、少し特異な種別に分類される野菜かもしれませんね。

とうもろこしの栄養素を無駄なく摂取したいという人は必見！
実の根元部分である胚芽には数多くの栄養素が豊富に含まれています。
包丁やナイフなどでこの胚芽部分まで切り落として食べることで、とうもろこしに含まれる栄養素を無駄なく摂取することできます！

おいしいとうもろこしの選び方

皮が濃い緑色、ひげが褐色のものは完熟している証拠。
実が詰まっていて隙間のないもの。
実の大きさが均等なもの。

とうもろこしの保存方法

鮮度が命のため、なるべく早めに食べきるようにしましょう。
味や栄養素が時間の経過とともに半減していくため、その日のうちに食べきれる量をその都度購入していくことをおすすめします。

茹でたとうもろこしをラップに包み、冷蔵庫で保存することで2,3日は持つようになります。その都度茹でるのも手間なので、時間がない人はぜひ試してください！

とうもろこしのおいしい食べ方

とうもろこしを調理する際のちょっとした一工夫をご紹介します。
茹でる際は皮を2,3枚残した状態で茹で上げましょう！風味が落ちにくくなり、甘さが際立ちます。また、水からとうもろこしを鍋に入れて茹でるようにしましょう！

オーブンで焼き上げる調理方法は味が逃げずらく、風味も豊かでとうもろこし本来の味わいを堪能できます。海の家や夏祭りの屋台などでは網焼きをしているとうもろこしをよく見かけますが、あのとうもろこしを見ると夏を実感でき、気持ちが自然と弾みますね！

子どもの野菜嫌い克服術

とうもろこしを嫌いという子どもは、”本物”を食べたことがない子が多いと思います。

そこで・・・・

野菜コーディネーター、渡辺の一工夫
「鮮度が高く、甘味の強い品種を！！」

とにもかくにも、とうもろこしは鮮度が命。

鮮度が良いとうもろこしは甘味が強くとにかく美味！
そして、甘みの強い品種であるホワイトコーンを探してみてください！

この2つを意識することで、とんでもなく甘みのあるとうもろこしを食べることができます。味の違いは如実に表れ、子どもでもその違いが分かるほどです。試しに食べ比べをさせてみるのもいいかもしれませんね。

とうもろこしを苦手とする子は少ないと思いますが、缶詰の状態のコーンを苦手とする子どもの方が圧倒的に多いのではないでしょうか！？そんなお子様には、上記の甘くておいしいとうもろこしを食べさせてみてください。まずはとうもろこしを好きになってもらうことから始めていき、徐々にコーンの状態でも食べられるようになっていけるようにしていきましょう！

おいしいとうもろこしが流通する期間は夏の6月～9月と短いです。
この時期を無駄にすることなく、とうもろこしをぜひとも堪能してください。