かぜを早く治したい方へ!栄養学から学ぶ対処法 

どんなに予防していたとしても、完全に防ぐことのできないかぜ。体調を崩して苦しい思いをしてしまうだけでなく、仕事や学校に行けなくなるのも辛いですね。そして、何といっても家族や看病してくれている人にかぜを移してしまうのは心苦しい限りです。本日は、栄養学の視点も織り交ぜながら、かぜをひいてしまった際に心がけたい対処法をご紹介していきます。一日も早くかぜを治したい方は必見です!

かぜをひくと体はどうなるの?

かぜをひくと、大抵の人は熱が出ます。熱が出ると体の基礎代謝が活発となる一方、食欲不振や消化機能が低下してエネルギー消費量が減少してしまいます。かぜを治すにはまず、体力を回復させることが重要です。そのためには、どんなことに気を付けていけばいいのでしょうか?

高栄養素の食材を摂取

かぜをひくと食欲が低下してしまいます。体調が悪いなかで無理して食事をとるのはとても辛いですよね。そんな食欲不振の状況だからこそ、少量で高栄養素を摂取できる食事をバランス良く食べることが重要です。いったい何を食べていいのか分からない!という方に、かぜをひいてしまった時におすすめの食材をご紹介していきます。

主食

みなさんもご存知の通り、消化の良いおかゆやうどんがおすすめです。
体が弱っている時は消化や吸収を妨げるような食材は避けるようにしましょう。

主菜

栄養価の高い卵、低脂肪で高たんぱくな白身魚や鶏ささみなどがおすすめです。煮物や味噌汁、スープなどで食べれば体を温めつつ消化しやすいため一石二鳥ですね。

副菜

ねぎや生姜は体を温める作用があるためおすすめです。
カロテンやビタミンが豊富なほうれん草やトマトなどもおすすめです。

摂取したい栄養素

基礎体力を向上させ、抵抗力を高める効果があるたんぱく質を摂取しましょう。免疫力を高めるビタミンCや、のどや粘膜を保護するビタミンAもしっかりと摂取しましょう。

保温・保湿を忘れずに

体を冷まさないように温かい格好で保温しましょう。また、ウイルスの活動を抑えるために部屋の保湿もお忘れなく!冬は寒くて湿度が低いため、暖房の他に加湿器など活用することをおすすめいたします。家族や看病をしてくれる人にかぜを移さないためにも、部屋の保湿は重要です。

しっかりと水分補給を

熱がでると体が熱くなり、汗をたくさんかくようになります。そして、下痢などの症状も重なると、更に水分が体から排出されてしまいます。体のなかの水分が奪われていくと体調がどんどん悪くなってしまうため、こまめに水分補給する必要があります。脱水症状がひどい場合はスポーツドリンクなどで効率よく水分を摂取しましょう。

とにかく安静に

かぜのひき始めや治りかけは症状が軽いケースがありますが、このタイミングで無理をしてしまうとかぜを更にこじらせてしまう原因となってしまいます。睡眠時間をしっかりと確保し、静かに過ごすようにしましょう。

まとめ

昔からかぜは万病のもとと言われてきましたが、かぜをこじらせてしまうと本当にやっかいです。かぜかな?と感じたら無理をせず、ゆっくりと体を休めて栄養補給を心がけましょう。手洗いうがいもしっかりと行い、普段からの予防もお忘れなく!