長野県のレタス出荷量が多い理由とは!?栄養や効能は?
サラダに欠かすことのできない野菜といえばみなさんは何を思い浮かべますか?
私はレタスが真っ先に頭に浮かびます。いろんな野菜との相性が良く、シャキシャキとした食感にドレッシングが絡まるとグーンとその味が際立ちます。そんなレタスですが、出荷量が多い都道府県ってご存知ですか?出荷量が多い都道府県を探っていくと、レタスの性質などが見えてきます。本日はレタスに関する情報を、掘り下げてご紹介していきたいと思います!
都道府県別、レタスの出荷量
レタスの出荷量は、長野県が全国で1位となっています。
平成27年のデータによると、年間で186,900tものレタスを長野県は出荷をしています。日本全国での出荷量が537,700tなので、長野県だけで日本のレタスの出荷量の約34%を占めていることになります。ちなみに都道府県別出荷量のTOP10は以下のとおりです。
都道府県 | 出荷量 | |
---|---|---|
1位 |
長野県
|
186,900t
|
2位 |
茨城県
|
83,900t
|
3位 |
群馬県
|
47,000t
|
4位 |
長崎県
|
29,700t
|
5位 |
兵庫県
|
29,600t
|
6位 |
静岡県
|
20,400t
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7位 |
福岡県
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17,900t
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8位 |
香川県
|
17,700t
|
10位 |
北海道
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14,900t
|
10位 |
熊本県
|
14,900t
|
平成27年 農林水産省「作況調査(野菜)」より
なぜ長野県の出荷量が多いの?
長野県の出荷量だけ桁が違いますね。なぜ出荷量にここまでの差がでるのでしょうか。それは、長野県の地形と気候が影響していると言われています。長野県内の農地の約80%が標高500m以上の高地に位置しており、冷涼な気候が高原野菜であるレタスの栽培に適しているのです。更に、昼夜の寒暖の差も激しいため、レタス本来の甘みとうま味が凝縮された良質なレタスが収穫できるんです。栽培に適した地でおいしいレタスが育つとなれば、自然と需要が伸びて出荷量が増していくのも納得できます!
長野県内でも特に有名なレタスの産地
日本全国でレタスの出荷量が1位の長野県ですが、県内でも主な産地として知られるのは川上村、塩尻市、南牧村です。特に川上村のレタスは全国的に有名ですので、みなさんも一度は耳にした機会があるかもしれませんね。川上村には標高1,000m以上の農地が多く、年間平均気温も8℃前後でレタスの栽培にとても適した地として有名です。
長野県は面積の広さが全国4位の都道府県であり、日本列島を南北に長くまたがっています。そのため、県内の気候や地形はエリアによって大きく異なり、栽培される地域によって味や特徴に差が出やすいと言えます。同じレタスであっても長野県産のレタスは地域によってバラエティ豊富なので、自分好みのレタスを選ぶ楽しさがあります。ぜひ一度、長野県産のレタスを召し上がってみてください!
レタスの栄養素
レタスの栄養素は、品種で違いが大きく出てきます。
代表的な品種に別けて説明していきますが、同じ「レタス」という名前が付いているのに栄養価で差があるなんて以外と思われる方も多いかもしれません。ではでは、その違いをどうぞご覧ください。
- 玉レタス
- 市場に広く流通している玉レタスは食卓に並ぶ機会が多いかと思います。玉レタスは食物繊維やミネラルが含まれたフレッシュな野菜ですが、淡色野菜に分類され栄養価はさほど高くありません。
- サニーレタス、サラダ菜
- サニーレタスやサラダ菜などのレタス類は緑黄色野菜に分類され、β-カロテンなどを豊富に含み栄養価が高い野菜です。抗酸化作用を促し生活習慣病の予防に効果があると言われています。
レタスの保存方法
サラダとして食べる機会が多いため、水分が奪われるとせっかくのレタスの味と食感が落ちてしまいます。カットした部分は湿らせたキッチンペーパーをあててラップをし、冷蔵庫の野菜室で保管をすると乾燥を防げます。しかし、レタスはあまり日持ちしないため、購入後はなるべく早く食べるようにしてください。
まとめ
レタスの情報をいろいろとご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?野菜の知識が蓄積されていくと自然とその野菜に対して興味が湧いてくるため、食べる機会も多くなってくるはずです。健康のためにも野菜をもっと食べたいと考えている方のためにも、レタスに限らず他の野菜に関する情報を今後も発信していきますのでお楽しみに!