トマトの栄養価と選び方・子どもが食べたくなる一工夫
トマトの基本情報
トマトの原産地はアンデス高原といわれており、日本には17世紀に赤茄子という名前で伝わってきました。意外なことに渡来当初は独特な臭みが原因で観賞用とされていましたが、昭和初期に臭みや酸味の少ない品種が普及し、その人気をどんどん高めていきました。トマト本来の旬は夏ですが、現在では多くのトマトがハウス栽培されているため、一年中流通している人気の高い野菜の一つです。
分類 | 緑黄色野菜 |
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カロリー | 19kcal(100g) |
原産地 | アンデス高原 |
旬の時期 | 6月~8月 |
主な栄養素 | β-カロテン、リコピン、ビタミンC、ビタミンE、カリウム、食物繊維 |
トマトの栄養と効果
トマトに含まれる代表的な栄養素といえばリコピン。リコピンは単なる色素成分とみなされていましたが、近年の研究で非常に高い抗酸化作用があることが判明し、その作用はビタミンEの100倍以上ともいわれています。そのため、生活習慣病の予防や老化などの原因の活性酸素を除去する作用があり、健康面ならずアンチエイジングにも効果的といわれています。また、ガンの予防にも効果があるといわれており、健康面からみてとても優秀な野菜の一つです。
リコピン以外にもβ-カロテンやビタミンCも十分に摂取でき、相乗効果でより高い抗酸化作用を引き出します。
おいしいトマトの選び方
- ヘタは鮮やかな緑色で産毛があり、固くピンと立っているもの。
- 表面がしっかりと締まっているもの。
- お尻の部分の白い放射線状の辻目が多いもの。
トマトの保存方法
ラップに包むかビニール袋に入れて冷蔵庫で保管。
乾燥や冷やし過ぎを避ける。
若いトマトは常温で保存し、完熟させてから冷蔵庫で保存するのも良し。
トマトのおいしい食べ方
トマトにはうま味成分のグルタミン酸が比較的多く含まれており、魚介や肉類に含まれるうま味成分と合わさるとうま味が増します。また、リコピンやβ-カロテンは脂溶性のため、油を使用して調理すると効率よく摂取できます。
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子どもが食べたくなる一工夫
トマトを食べたがらない子どもは、トマト特有の酸味を苦手とする子が多いようです。
そこで・・・・
野菜コーディネーター、渡辺の一工夫
「砂糖をサッと一振りトマトにかけてみよう!!」酸味が抑えられて食べやすくなります。ただし、砂糖のかけ過ぎには注意が必要です。まずはトマトを「食べたい」と思わせるところまでもっていき、徐々に砂糖の量を減らしていきましょう。
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