長野県の郷土料理おやき|手作り体験やおいしいお店をご紹介!
長野県の郷土料理といえばおやきが有名ですね。
おばあちゃんからお母さんへ、お母さんから娘へと、その家庭の味が代々受け継がれてきた古き良き伝統料理です。しかし、おやきの作り方を知らない世代が徐々に増えてきており、その伝統がいつか途絶えてしまうのではないかと心配する声を多く聞くようになってきました。
本日はそんなおやきについて今一度、理解や興味を持ってほしいという思いからおやきに関する情報をお届けしていきます。長野県の古き良き郷土料理であるおやきに少しでも興味を持っていただければ嬉しいです。
おやきとは?
長野県は山が多い地形のほか、寒冷で雪が多い気候のため米の栽培に適さない地で小麦や蕎麦の栽培がされてきました。そのため、小麦や蕎麦を使用した料理のおやきが生まれ、冬の保存食としても食べられてきました。おやきは毎日の食事だけでなく、おやつとしても家庭で作られ、長野県民の食を支えてきた郷土料理なんです。また、おやきは仏事と深い関わりがあり、お彼岸にはご先祖さまへのお供え物とする習慣もあります。
おやきは何でできているの?
おやきは、水で溶いた小麦粉または蕎麦粉をのばした皮で野菜やあんこなどを包み、蒸したり焼いたり揚げたりした料理です。単純な料理ですが、蒸すか焼くか揚げるかで食感や味が驚くほど変わります。また、中に入れる具材の種類も豊富にあるため、単純がゆえに奥の深い料理です。
おやきの具材といえば
野沢菜、あんこ、茄子、きのこ、切り干し大根、おから、かぼちゃなど、様々な具材が存在します。個人的には野沢菜、あんこ、茄子の具材が大好きです。小さい頃はあんこと茄子ばかり食べていましたが、大人になるにつれて野沢菜のほんのり塩しょっぱいおやきがとてもおいしく感じるようになってきました。茄子のおやきには甘辛い味噌ダレが入っているため、子どもでもおいしく食べられる味付けとなっています。あんこは何といってもその甘さとおやきの皮のバランスが絶妙で、出来たてはより一層あんこの甘さが際立ちます。
おやきを作りたい、食べたい方へ
長野県にはおやきを自分で作って食べることができる「おやき村」という場所が存在します。昭和61年10月に農家を改造して開村した長野県小川村にある「おやき村」。縄文時代の住居を模して作った竪穴式住居の中にある大きな囲炉裏でおやきを焼いて食べることができるんです。とても風情ある場所で、時間の流れがとてもゆっくり過ぎているような感覚に陥り、都会で時間に追われている方へおすすめしたい長野県の観光名所の一つです。
おやき村のおやき作り体験は以下のURLをご覧ください。(外部リンク:おやき村のおやき体験)
http://www.ogawanosho.com/oyakimura-taiken.htm
長野に行か時間がなくてもおやきは食べられます!
長野に行く時間がないけど今すぐおやきを食べたいという方に朗報です。おやきの通販を行っており、その中でも私がおすすめするお店をご紹介します。
いろは堂
いろは堂のおやきといえば何といっても皮が絶品です。小麦粉、そば粉、大豆を使用して作った皮を特性の窯で焼きあげることにより、外はこんがりカリッと、中はふっくらモチっとした食感が生まれます。そんな絶品の皮にギッシリ詰まった具材が最高に合うんです!
http://www.irohado.com/(外部リンク)
西澤餅屋
焼いたり揚げたりするおやきもおいしいですが、蒸したおやきといえば西澤餅屋さんのおやきが絶品です!数ある野沢菜のおやきのなかで、西澤餅屋さんの野沢菜のおやきが個人的に一番好きです。ほんのり甘みのあるモチモチの皮と、絶妙な塩加減の野沢菜との相性が抜群です。
http://oyaki-2438.com/(外部リンク)
まとめ
そんなこんなでおやきに関する記事を書いていたところ、無性におやきを食べたくなってしまい、実家から西澤餅屋さんのおやきを送ってもらいました。上の西澤餅屋さんのおやきの写真が実家から送ってもらったものですが、やっぱり最高においしいです!冷めてもおいしいですが、やっぱり長野に行って出来たてホカホカを食べるのも最高です!!
長野に行った際にはぜひ、おやきを食べてみてください。
次の機会におやきの作り方をご紹介していきますのでお楽しみに!