アメリカの食生活を変えたファイブ・ア・デイ運動【野菜と健康】

みなさん、ファイブ・ア・デイ運動という言葉を聞いたことがありますか?日本ではまだ馴染みのない言葉かもしれませんが、先進国アメリカでは野菜と健康を語る上で欠かすことのできないキーワードの一つです。本日はファイブ・ア・デイ運動と健康に関する情報をご紹介していきます!

ファイブ・ア・デイ運動とは<5 A DAY>

肥満体国のアメリカにおいて、「1日5皿分の野菜と果物を食べましょう」といったスローガンを掲げ、国民へ広く周知していく運動が始まりました。これがファイブ・ア・デイ運動です。
野菜や果物は生活習慣病の予防効果が高いという科学的研究成果をもとに、アメリカで1991年、PBH(農産物健康増進基金)とNCI(国立がん研究所)が協力し、ファイブ・ア・デイ運動を開始したのです。

ファイブ・ア・デイ運動の効果

ファイブ・ア・デイ運動を始めたことにより野菜や果物の摂取量が増加しただけでなく、生活習慣病での死亡率が減少傾向になるなどの成果が現れました。このアメリカでの運動の成果を受け、日本でも2002年に「ファイブ・ア・デイ協会」が設立され、その活動が徐々に注目され始めています。

日本のファイブ・ア・デイは、「1日5皿分(350g)以上の野菜と、200gの果物を食べましょう」をスローガンに食育活動を推進しています。その結果、以下のような効果があると告知しています。

野菜・果物の摂取と健康的な生活との関連性
野菜・果物が、代表的な生活習慣病である脳卒中や虚血性心疾患、また部位によっても異なりますが、がんのリスクを低下させるとする疫学的研究は多く発表されています。
WCRF(世界がん研究基金)とAICR(米国がん研究財団)による報告では、非デンプン性の野菜は口腔・咽頭・喉頭がん、食道がん、胃がんの発がんリスクの低下に“ほぼ確実”と報告されています。

一般社団法人ファイブ・ア・デイ協会より

厚生労働省も目標に掲げる野菜の摂取量350g/1日

厚生労働省も野菜の1日の目標摂取量を350gと定めています。
野菜にはビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれているため、野菜をたくさん食べることで様々な病気の予防に効果があるとわれています。ただ単に野菜を350g食べるのではなく、緑黄色野菜120g、淡色野菜230gの計350gの野菜を食べることもポイントの一つとされています。

健康な体作りのベースを築き上げる上で野菜の摂取は必要不可欠なんですね。

意外と少ない日本人の野菜の摂取量

日本のファイブ・ア・デイ協会の調査によると、1日の野菜摂取目標量が350g以上であることを知らない人は全体の54%もいるそうです。また、野菜を目標量食べていないのにも関わらず、十分に食べていると誤認している人は31%にのぼるとのこと。

意外と日本人の野菜の摂取量って低いんですね。

まとめ

みなさんは1日にどれだけの野菜を食べていますか?たとえ野菜不足と分かっていても、長年に渡り体に染みついた食生活を改善するのは至難の業ですよね。そんな方は野菜に興味を持つことから始めてみませんか?

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