ほうれん草の驚くべき栄養価と効果。野菜の豆知識
ほうれん草は緑黄色野菜の中でも特に栄養価が高いことで知られています。ヨーロッパでは「胃腸のほうき」と呼ばれ、便秘解消にも効果があるといわれています。一年を通して市場に流通しているメジャーな野菜の一つであるため、普段何気なく食べている方も多いかと思いますが、ほうれん草をより理解することによって食べる楽しみが増えるのではないでしょうか。ということで、ほうれん草の気になる栄養価や効果についてご紹介していきます!
ほうれん草の栄養と効果
ほうれん草はβ-カロテン、ビタミンC、鉄分を豊富に含む栄養価の高い野菜です。そのため、疲労回復、美肌効果、貧血予防、風邪予防、がん予防に効果的と言われています。また、葉酸も含まれているため、貧血予防や妊婦さんにもおすすめしたい野菜です。ヨーロッパで古くから「胃腸のほうき」と呼ばれているのは、マグネシウム、ビタミンB1、ビタミンCの整腸作用の効果が便秘解消に繋がると言われているからです。
おいしいほうれん草の選び方
葉が肉厚で葉脈が左右対称のものがおすすめです。軸が太くハリがあるものも良質な証拠です。また、ほうれん草の根元の赤みが強いものを選びましょう。赤みが強いものは甘みも強いんです。
ほうれん草の旬
緑黄色野菜を代表する野菜と言っても過言ではないほうれん草はハウス栽培などの技術が進み、一年を通して市場に流通している野菜です。そのため、旬の時期を忘れがちですが、栄養価が高く甘みがあって味も良質な旬の時期は冬なんです。寒い環境下におかれると凍らないように水分の摂取を抑え、糖濃度を高くして身を守ろうとするため、甘く味わい深いほうれん草へと育っていくんです。
保存方法
水で濡らしたキッチンペーパーで包み、その上からラップをして冷蔵庫の野菜室で保存すると良いでしょう。日持ちさせたい場合はサッと硬めに茹で、水気を取ってから小分けしてラップをし、ジップロックなどに入れて冷凍保存すると良いでしょう。この冷凍保存の方法は家事や仕事で時間に追われている方におすすめの保存方法です。
アク抜きはしっかりと
近年、アクの少ない品種が増えてきたものの、一般的にはアクの強い野菜の一つであるためしっかりとアク抜きをしましょう。下茹でをして一手間加えることでおいしくいただけます。また、アクのもとであるシュウ酸は大量に摂取するとカルシウムの吸収を阻害し、尿路結石の原因になると言われています。ただ、一日に食べるほうれん草の量がおひたしとして食べる程度の量であれば問題ないとも言われています。既に結石があることが分かっていらっしゃる方などは意識してアク抜きをした方がいいかもしれません。
まとめ
一年を通して食卓に並ぶ機会の多いほうれん草を普段何気なく食べている方も多いかと思いますが、こうやって栄養価や効果などを知ることによって意識して食べていただければ、残さず食べるきっかけになるのではないでしょうか。過去にほうれん草のおひたしのレシピをブログでご紹介していますので、興味がある方はをぜひご覧になってください。
過去ブログ
ダシまでおいしくいただく!ほうれん草のおひたし