かぼちゃの栄養価と選び方・子どもが食べたくなる一工夫

かぼちゃの基本情報


かぼちゃには日本かぼちゃと西洋かぼちゃがあり、日本かぼちゃは16世紀ごろ日本に渡来してきたといわれています。カンボジアから来たことにより、なまってかぼちゃになったともいわれています。西洋かぼちゃは幕末のころに渡来したといわれています。今となっては遅れて渡来してきた栄養価の高い西洋かぼちゃが日本のかぼちゃの大半を占めています。冬至に食べると風邪を引かないと昔からいわれている栄養満点な野菜です。

分類 緑黄色野菜
カロリー 日本:49kcal(100g)
西洋:91kcal(100g)
原産地 北米南部、中米
旬の時期 5月~9月
主な栄養素 β-カロテン、ビタミンC、ビタミンE、カリウム、食物繊維

> ビタミンの種類と働きについてはこちら

かぼちゃの栄養と効果

かぼちゃの栄養素は野菜の中でもトップクラスを誇ります。また、美容効果に適した栄養素を含んだ野菜としても知られています。β-カロテンは体内でビタミンAに変わり、肌に潤いを与えます。ビタミンCはシミを防ぎ、ビタミンEは抗酸化作用で老化を防止します。そして、体を温める効果もあり、冷え性の改善にも期待ができます。食物繊維も多く、腸内環境を整えてくれる効果もあるため、女性の味方の野菜といっても過言ではありませんね。

おいしいかぼちゃの選び方

  • ヘタが乾いて枯れているものは熟成されています。
  • 皮にツヤがあり硬く、重みがあるもの。
  • 肉厚で色が濃く、種がしっかりと詰まっているもの。

かぼちゃの保存方法

10℃前後の風通しの良い場所にて保管。カットしていなければ長期間保存が可能です。
カットしたものは種とワタを取り除き、ラップをして冷蔵庫で保管。早めに食べましょう。

かぼちゃのおいしい食べ方

かぼちゃ本来の味がしっかりとついているため、薄味で調理することをおすすめします。適当な大きさにカットした後、しっかりと面取りをしておくと火が通りやすく煮崩れがしずらくなります。皮には実よりも多くの栄養素が含まれているため、煮物などで皮ごと調理するのがポイントです。

子どもが食べたくなる一工夫

かぼちゃを食べたがらない子どもは、かぼちゃ特有の甘味と食感を苦手とする子が多いようです。

そこで・・・・

野菜コーディネーター、渡辺の一工夫
「サラダに入れてサッパリと食べてみよう!!」葉物野菜などとサラダで合わせることで、かぼちゃ本来の甘みが絶妙なアクセントとなり、甘味が低減されて食べやすくなります。食感が嫌な子は、かぼちゃスープにすると喜んで食べると思います!

図鑑イメージ

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