ニンジンの栄養価と選び方・子どもが食べたくなる一工夫

ニンジンの基本情報


ニンジンの原産地はアフガニスタン。トルコからヨーロッパに伝わった西洋種とアジア東方に伝わった東洋種が存在します。日本で流通している多くのニンジンは西洋種です。葉の部分や皮のすぐ下にはとても豊富な栄養素が含まれており、まさに捨てるところのない野菜。最近では品種改良や栽培上の工夫でクセが少なく甘みのあるニンジンが市場に出回るようになってきました。

分類 緑黄色野菜
カロリー 39kcal(100g)
原産地 アフガニスタン
旬の時期 4月~7月、11月~12月
主な栄養素 β-カロテン、ビタミンC、カリウム、カルシウム

> ビタミンの種類と働きについてはこちら

ニンジンの栄養と効果

ニンジンはβ-カロテンの含有量がとても豊富で有名です。1/4本で一日のβ-カロテン目標摂取量を満たしてしまうほどです。その他にもビタミンC、カリウム、食物繊維などがバランス良く含まれています。また、ニンジンの葉にはミネラルが豊富に含まれているだけでなく、葉に含まれるカリウムは高血圧の予防に効果的です。葉付きのニンジンは市場にあまり流通しませんが、栄養がとっても詰まっていますので機会があれば一度買ってみてください。

おいしいニンジンの選び方

  • 表面にツヤがあり、鮮やかなオレンジ色であるもの。
  • ひげ根などがなく、表面がなめらかなもの。
  • 切り口の軸が細く、中心にあるもの。

ニンジンの保存方法

ニンジンは湿気に弱いためキッチンペーパーなどで表面についた水気を取り、新聞紙などに包んで冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。葉付きのものは根元から葉をカットし、別々に保存するとよいでしょう。

ニンジンのおいしい食べ方

ニンジンには、ビタミンCを壊すアスコルビナーゼという成分が含まれています。そのため、生のニンジンに酢やレモンなどの柑橘類のしぼり汁を加えたり、ニンジンを加熱したりすることでアスコルビナーゼの働きを抑制することができます。

また、β-カロテンを効率よく摂取したい場合は油と一緒に炒めることで吸収率がUPします。

過去のブログで紹介したおすすめレシピ

> トマト缶を使わないで一から作ったミートソースパスタ
> ご飯に合う濃厚クリームシチュー
> とろける野菜のワンタンスープ

子どもが食べたくなる一工夫

ニンジンを食べたがらない子どもは、ニンジン特有の香りとクセを苦手とする子が多いようです。

そこで・・・・

野菜コーディネーター、渡辺の一工夫
「良いニンジンを選び野菜スティックでがぶり!」
ニンジンは、数ある野菜の中でも品種や品質によって味の違いに大きな差がでます。良いニンジンは嫌な香りやクセが少なく、スッキリとした甘みが特徴的です。また、加熱調理することでニンジンの甘みが強くなり過ぎることを嫌う子も多いため、良いニンジンを野菜スティックで堪能することでニンジンがもつ本来のおいしさを実感してもらえるはず。上記でご紹介した「おいしいニンジンの選び方」も参考にしてください!

過去に紹介した野菜スティックのブログもぜひご覧ください。
> 子どもが大好きな野菜スティック|野菜嫌いのお子さんをもつママへ

図鑑イメージ

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