おいしいトマトの選び方<3つのポイント>

一年を通して日本の食卓に欠かせない野菜の一つであるトマト。
夏になるとみずみずしくジューシーなトマトを食べたくなりますよね。トマトの旬は夏と思われている方が多いですが、実は春~初夏、秋~初冬のトマトがおいしいといわれています。というのも、温湿度管理が徹底されたハウス栽培は別として、本来トマトは夏場の高温多湿の気候に向いていないのです。日光をたくさん浴び、比較的乾燥した気候でトマトは糖度と栄養価が高くなります。確かに夏場にかけて出荷数が増えて目にする機会も増えるので夏が旬というのも間違いではないと思います。
しかし、おいしいといわれる時期を覚えておいて損はないと思います。秋~初冬にかけてはミネストローネ、トマト系パスタ、カレーなどの加熱調理系のレシピが恋しくなりますね。本日は、そんなトマトの購入時に役立つ選び方のポイントをご紹介します。
※トマトを使用したバターチキンカレーのレシピはこちらをご覧ください。

3つのポイントを抑えた選び方

色・ハリ・ツヤに注目!
真っ赤に熟しているトマトは栄養価が高くておいしいです。
色ムラが少なく、ツヤとハリがあるものを選びましょう。
お尻に注目!
お尻の先からヘタに向かって白い放射線状の筋がハッキリ見えるものを選びましょう。
糖度が高く、甘くておいしくなっている証拠です。
ヘタに注目!
鮮度を見極めるための重要なポイントです。
ヘタが濃い緑色でピンとハリのあるトマトを選びましょう。
ヘタが黄色く変色していたり、元気のないトマトは鮮度が落ちてきている可能性があります。

トマトの栄養・効能

トマトに含まれる代表的な栄養素といえばリコピン。
リコピンは非常に高い抗酸化作用があり、その作用はビタミンEの100倍以上といわれています。そのため、生活習慣病の予防や老化などの原因の活性酸素を除去する作用があり、健康面ならずアンチエイジングにも効果的といわれています。また、ガンの予防にも効果があるといわれており、健康面からみてとても優秀な野菜の一つです。
リコピンは脂溶性なので油を使用して調理すると効率よく摂取できます。
リコピン以外にもβ-カロテンやビタミンCも十分に摂取でき、相乗効果でより高い抗酸化作用を引き出します。

トマトの保存方法

  • 鮮度保持のためラップで包むかビニール袋に入れて冷蔵庫で保存。
  • 冷やし過ぎや乾燥を避けた状態で保存。
  • 青くて若いトマトは常温で完熟させてから冷蔵庫へ入れて保存。

まとめ

トマトは品種が非常に多いことでも有名です。
品種が多いということは、それだけ多くの人に愛され、食されている証拠ですね。
また、ハウスでの栽培も盛んで一年を通して食卓に並び続ける王道野菜といっても過言ではありません。
余談ですが、トマトは私が野菜に魅了されるきっかけを作ってくれた野菜の一つです。「一寸法師」というミニトマトを食べた時の衝撃は今でも忘れられません。「一寸法師」を売っているお店があったらぜひ教えてください!!