大根の栄養価と選び方・子どもが食べたくなる一工夫

大根の基本情報


一年を通して市場に流通し、さまざまな料理で活躍する大根。
特に和食には欠かすことのできない野菜の一つで、日本人にとってとても身近な存在ですよね。日本では江戸時代に栽培方法などが広く普及したといわれていますが、海外では紀元前2,700年ほど前から栽培されていたといわれている歴史ある野菜です。

分類 淡色野菜(葉は緑黄色野菜)
カロリー 18kcal(100g)
原産地 中央アジア、またはエジプト
旬の時期 11月~3月
主な栄養素 ビタミンC、カリウム、カルシウム、食物繊維、アミラーゼ

> ビタミンの種類と働きについてはこちら

大根の栄養と効果

ビタミンCをはじめと、カリウムや食物繊維を含んでおり、美肌効果や免疫効果があるといわれています。ビタミンCは熱に弱いため、効率よく摂取したい場合は大根おろしとして食べることをおすすめします。また、消化促進成分のアミラーゼを多く含んでいるため、消化を助けるとともに整腸作用の効果があります。

そして、大根の葉の部分は栄養の宝庫で、カルシウム、鉄、カリウムなどを含む緑黄色野菜なんです。骨粗しょう症、貧血、高血圧予防に効果があるといわれています。ちなみに根の部分は淡色野菜なので、一つの野菜で緑黄色野菜と淡色野菜の両方を堪能できるんです!

おいしい大根の選び方

  • 葉が鮮やかな緑色で、ハリのあるもの。
  • 皮はキメが細かくツヤがあり、ひげ根が少ないもの。
  • 重量感のあるものは水分をたくさん含んでいる新鮮な大根。

大根の保存方法

水分が蒸散するのを防ぐため葉をカットします。葉の部分は硬めに茹でてから水気をきり、冷凍保存すると日持ちします。根の部分をカットした場合は切り口にラップをしてから冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

大根のおいしい食べ方

繊維に対して直角に輪切りすることで煮込んだときに柔らかくなるため、煮物や味噌汁におすすめです。大根の歯応えを楽しみたい場合、繊維に対して平行に切ることでサラダなどに欠かせないシャキシャキ感がUPします。

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子どもが食べたくなる一工夫

大根を食べたがらない子どもは、大根特有の辛みと食感を苦手とする子が多いようです。

そこで・・・・

野菜コーディネーター、渡辺の一工夫
「部位を使い分けて料理をするべし!!」
葉に近い上の部位は甘みが強く、シャキシャキとした食感がサラダに最適。真ん中の部位は甘みと辛みのバランスが良く、味がしみ込み易く煮物などに最適。下の部位は辛みが最も強く繊維がしっかりとしているため漬物などに最適で、どちらかというと大人向け。
子どもが嫌がる理由を見極め、部位を使い分けて料理することが大根嫌い克服の近道です!

図鑑イメージ

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